Produced by OGAWAYA + MMA
私たちは、
五感を震わせる
体験や対象に触れたとき、
言葉では表現できない
不思議な感動を受けます。
こうした人間の心理的な感覚
「SENSE of WONDER」を通して、
伝統文化の今とこれからを伝えます。
織楽浅野
浅野裕尚
織を楽しむこころ
織楽浅野のもの創りの原点です
如何に余分なものを取り除き
そのものの持つ素材感を大切に
今までの生地の上に盛り沢山に
彩られた過飾の織物ではなく
シンプルでもない
そこには もうなにも足さない
なにも引かないという本質があり
いつまでも持っていたいと
時をこえる美しさをもとめました
お茶室のもつ 空気や光は
簡素でありながら
何もないのではなく
塊のような存在感をしめしています
切りつめた空間に 精神的に豊かな
奥行きの深さを創出しています
日本の美の本質である
陰翳のうつろひ 侘び 寂びを
ミニマリズムを基調とした
新しい感性で
コンテンポラリーな時代性と共に
ステイタスではなく
日々創造的でありたいと願う
スタイルの表現です
浅野裕尚
1955 京都に生まれる/ 1980 株式会社 織楽浅野を父と共に独立創業/ 1987 国際テキスタイルコンペティション’87京都に出品、Industrial Design Award 受賞/ 1989 IBM北海道ソリューションセンターの建物内の天井並びに床面のグリッドを 浮世絵に見られる格子をテーマにデザイン/ 1991 織陣座展を青山スパイラルで開催/ 1994 谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」をテーマに二人展、96年97年00年と開催/ 1998- 池坊短期大学「衣の文化」講義/ 2003 京都文藝復興倶楽部 第三回シンポジューム、「色が持つ魅力とデザイン」パネリスト/ 2006- 武蔵野美術大学古美術研究会「織物表現」講演
HOSOO
細尾真孝
「細尾」は、「西陣織」の技術を
時代を越えてつなぐだけでなく、
日本各地で営まれている
染織の間のつながりを把握し、
多くの人に伝えてゆきたいと
考えています。
北海道から沖縄まで、
その土地ならではの
歴史や風土が育む染織文化を取材、記録し、
これまでに撮影した写真は、
2万点にもおよびます。
このような活動を通じて収集した
全国の染織文化の情報を、
ギャラリーでの展覧会などを通じて、
広く社会に発信しています。
全国のきもの・染織について
「細尾」が情報発信を行う目的は、
それぞれの土地に息づく
工芸の精神に光を当てることで、
これまで見落とされてきた、
染織文化の水平的なつながりを
可視化することです。
それを多くの人と共有し、
次世代へと継承していくことで、
未来の工芸を醸成することを
意図しています。
細尾真孝
1978年生まれ/1688年から続く西陣織の老舗、細尾12代目/大学卒業後、音楽活動を経て、大手ジュエリーメーカーに入社/退社後フィレンツェに留学/2008年に細尾入社/西陣織の技術を活用した革新的なテキスタイルを海外に向けて展開/ディオール、シャネル、エルメス、カルティエの店舗やザ・リッツ・カールトンなどの5つ星ホテルに供給するなど、唯一無二のアートテキスタイルとして、世界のトップメゾンから高い支持を受けている/また、デヴィッド・リンチやテレジータ・フェルナンデスらアーティストとのコラボレーションも積極的に行う/2012年より京都の伝統工芸を担う同世代の後継者によるプロジェクト「GO ON」を結成。国内外で伝統工芸を広める活動を行う/日経ビジネス「2014年日本の主役100人」、WWD「ネクストリーダー 2019」「2021 Forbes JAPAN 100」選出/2021年初の著書「日本の美意識で世界初に挑む」を上梓