© 2017 Maebashi Machinaka Agency

アメリカ・ポートランドから前橋へ。

ハンドクラフトパスタの名店が

​日本初上陸。

グラッサ

ARCHITECT

中村 竜治

RYUJI NAKAMURA

中村竜治建築設計事務所主宰。1972年長野県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了後、青木淳建築計画事務所を経て、2004年に中村竜治建築設計事務所を設立。住宅、店舗、公共空間などの設計を全般的に行うほか、家具、展示空間、インスタレーション、舞台美術なども手がける。主な仕事に、へちま(サンフランシスコ近代美術館所蔵)、空気のような舞台(東京室内歌劇場オペラ「ル・グラン・マカーブル」舞台美術)、とうもろこし畑(東京国立近代美術館「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」)、「資生堂銀座ビルインスタレーション」、雑木林(神戸市役所1号館市民ロビー)など。著書に「コントロールされた線とされない線」LIXIL出版。

ポートランド発祥のパスタ店「GRASSA」のための建物です。商店街再生計画の一つということもあり、 店舗という用途を考慮しつつも、街の着実な蓄積として、倉庫や工場のように様々な用途に使える単純で素朴な器としての建物を意識しています。中央通、馬場川通の2つの商店街が交わる少し歪んだ角地の形に沿って同じ窓が均等に並ぶ煉瓦壁を立てています。煉瓦は明治、大正に市内に盛んに建てられた倉庫や、ポートランドのビルとつながる素材として選ばれています。壁は商店街の連続性を保ちつつ、普段意識されない敷地の裏側までそのまま回り込み、隣の和菓子屋の裏庭の一面を成し、同時期に別の建築家によって計画をスタートした店舗の「商店街の裏をつないでいく」という密かな企みに加担しつつも、裏という感じを壊さないように付かず離れずの関係となっています。表のみ関係していた商店街に裏という奥行が生まれることを期待しています。

前橋に、ポートランド発のGRASSAを作ったらどんな店ができるのだろうか。街づくりには、レストランが欠かせないと常々考えています。楽しいお店を作れば、街はおのずと楽しくなるはず。目標は、前橋の中央通り商店街を、美食ストリートとして有名にし、全国各地の低迷する商店街に勇気と希望を与えることです。そして、このレストランを通じ、お客様のテーブルから様々なストーリーが生まれることを願っています。

OWNER CHEF

澤井 雷作

 RAISAKU SAWAI

東京を中心に全国展開するレストランで総料理長を務めたのち、ポートランドのGRASSA本店で修行を積む。2017年前橋に移住し、GRASSAのオーナーシェフとなる。